2、丁子(ちょうじ)

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  鎌倉時代に流行した特色ある刃文の一つ。丁子の実が連なった状態に見えることからこの名があると言われる。備前物や山城来(らい)物などに多くみられ、特に備前では鎌倉初期から南北朝時代にかけて栄えた一文字(いちもんじ)派が丁子乱の刃文を得意とした。 中でも鎌倉中期に活躍した福岡一文字吉房(よしふさ)、同助真(すけざね)、片山一文字則房(のりふさ)などが特に華やかな重花丁子などの刃文を焼いている。

 

1、直丁子(すぐちょうじ)  
  太刀 金粉銘 備前三郎国宗
          本阿(花押)
   (鎌倉時代末期)

 

2、重花丁子(じゅうかちょうじ)
  短刀 銘 備州長船祐包
       明治中作 (明治時代)

 

3、丁子と重花丁子
 

太刀 銘 越前国義光作
       昭和六十一年二月吉日

 

4、互の目丁子(ぐのめちょうじ)  
薙刀 銘 丹後守兼道 (江戸時代)

 

 

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