1、直刃(すぐは)

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  直刃は上古刀(じょうことう)時代に始まり、今日まで連綿と続く最も基本的な刃文である。ほとんどの刀工が直刃を焼くが、特に山城・大和の刀工に多く見られ、山城の粟田口(あわたぐち)派、来(らい)派に名作が多い。

 直刃のうち、焼幅の特に広いものを広直刃(ひろすぐは)、焼幅の特に狭いものを細直刃(ほそすぐは)といい、普通のものを直刃、それよりやや広いものを中直刃(ちゅうすぐは)と称する。

 

1、匂出来(においでき)の直刃
  刀 無銘 青江 (南北朝時代)

 

2、沸出来(にえでき)の直刃
 

刀 銘 法華三郎信房
     昭和三十八年二月日

 

3、広直刃(ひろすぐは)  
  刀 銘 肥前国吉包
     明治元年辰中冬月

 

4、細直刃(ほそすぐは)  
  短刀 銘 吉光 (鎌倉時代)

 

 

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